ご相談を受けることの多いことをまとめてみました
適切が治療の時期が限られているものもありますので、気になることがありましたら早めにご相談ください。
1)位置的頭蓋変型症
いわゆる「向き癖」による頭の形の変形です。変形の程度が中等度以上の場合、ヘルメット矯正治療が選択できますが、生後2~3か月から開始することがもっとも有効で、概ね6か月を過ぎると効果が十分にあがらなくなります。気になっている方はお早めにご相談ください。治療は自費で、専門の病院にご紹介させていただいています。
2)夜泣き
生後2か月ころまでは赤ちゃんは哺乳、睡眠を繰り返し、昼夜の区別がありませんが、その後徐々に覚醒・睡眠リズムがでてきます。生後6か月を過ぎて夜間頻回に起きている場合は、生活、授乳方法を見直すことで、赤ちゃんがよる起きる回数が減り、養育者の負担も軽減される可能性が高いです。
3)便秘症
離乳食がはじまるまでは緩い便ですが、哺乳が少ない、おなかがはって機嫌が悪い場合は治療が必要です。離乳食がはじまり不溶性食物繊維の摂取が多くなると便が硬くなり、排便頻度が概ね3日に1回未満の場合は硬い便となり、しばしば大きな塊となり、肛門が切れ出血することもあります、その場合は便秘症として治療を受けていただくことが適切です。
4)夜尿症
月1回以上の夜尿は5~6歳で10~20%のお子さんにあり、その後1年で10~15%ずつ減少しますが、小学校の高学年以上になっても治らない方もいます。小学校以上で週3回以上の夜尿(それ以下の頻度でも)が続く場合、まず生活指導、その後薬物療法・アラーム療法などを受けていただいた方がよいですのでご相談ください。