クリニック通信

東京の新型コロナ感染者が3000人を超えて思うこと(2021.7.28)

7/28、東京の新型コロナウイルス感染症者は3000人を超え、全国では9500人に達しました。感染の中心は若年層のため軽症・中等症者が多いですが、一部は重症化します。自宅療養者も急増しています。第4波時の大阪のように、気がついたら大変なことになっていたとならないことを願います。

第4波で流行した英国型の変異株(アルファ株)の場合、ワクチン接種していない人の重症化率は60代以上で11.2%、40~50代で2.45%、20~30代で0.32%とされます(大阪大学西浦博教授 2021年6月9日 朝日新聞)。英国型(アルファ株)でも20~30代で1000人感染すれば3名が重症化し、現在流行中のインド型(デルタ株)ではそれを上回るのは確実で、一部の方は命に関わります。

ワクチン接種の対象が高齢者以外に移行しています。現状の120万接種/日で8~9月進めば、新たに3600万人が2回接種となり、9月末には国民の70%が1回接種、55%が2回接種の状況になります。こうなれば現在の流行は収まっているでしょうが、何とかそこまで感染せずにいてほしいと願っています。

オリンピックの開催を決めたことで高齢者のワクチン接種は大いに進みました。一方で、コロナ慣れ、大きなイベントが起きていることでコロナ対策に集中できないことがあり感染者が増えているようです。もう一度、ワクチン接種が本格化した頃の緊迫感を取り戻し、感染予防に努めながら、接種機会を得た方から接種し続けていただきたく思います。

令和3年7月28日
津田沼こどもクリニック
久保田博昭